銀行だって破綻する時代に

日本では、昔から、どの家庭でも、銀行や信用金庫などの金融機関にお金を預金することで、将来の蓄えを貯蓄していくことが一般的でした。 しかし、バブルが崩壊した1990年以降、無計画な貸し付けなどの影響もあって、どの金融機関も不良債権が増加し、その結果、銀行が破綻する時代になってきました。 従来は、金融機関が破綻した場合に、そこに預けていた預金は、預金保険法によって保護されます。つまり、預金保険機構から、預けていた金額の全額が支払われる形で、全額保護されてきました。そのため、仮に、いつも利用している銀行がつぶれてしまったとしても、そのお金は、預金保険機構から支払われるということで、一般の人にとっては、破綻が起こることについての不安はそれほどありませんでした。 しかし、21世紀に入り、保護される預金額が全額保護から定額保護に移行しました。いわゆる、ペイオフ解禁です。これによって、保護される預金額が、元金1000万円にその利息分を加えた分となりました。 つまり、1000万円以上のお金を預金していた場合は、1000万円を超過する分については預金保険機構から支払われることはなく、あきらめざるを得ないことになります。 また、ペイオフで保護されるのは、普通預金、定期預金などの一部の金融商品に限られます。なお、利息がつかない決済用預金(当座預金など)は、1000万円という上限はなく、全額保護されます。 上記の預金以外、例えば、外貨預金等については、ペイオフの対象にはなっていません。そのため、外貨預金については、数百万円の預け入れであっても、全て保護されません。 このように、銀行が破綻したときに、預け入れているお金が戻ってこない場合があります。従って、お金をどの金融機関に預け入れるかということも大事ですが、複数の金融機関に預金を分散させて、1つの金融機関への預金額が1000万円となるように分散して預け入れるという考えも重要です。

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